「笹幡23地域・街角演説」(11/8)の応援弁士としての山元さんの訴え
山元美奈子さん(幡ヶ谷在住)
私は、幡ヶ谷3丁目に住んでいる山元と言います。
私は、多発性硬化症という進行性の難病です。体中の免疫が勝手に働き、視神経や運動神経、感覚神経といった中枢神経を攻撃するため、目が見えなくなったり、動けなくなったり、感覚がなくなったりします。根本的な治療法がないために、今は発病したら、とりあえず免疫がそれ以上働かないようたたく免疫抑制剤を使い、症状を抑えるしかありません。
実は、数日前に、急に左手左足の力が入らなくなり、顔の感覚もないという症状で再発しました。
主治医はすぐに「免疫抑制剤の大量点滴を入院で」となったのですが、病室が満室で入院できなかったのです。結局、病院の近くに住んでいる知り合いの家から通院しながら治療しました。
しかし、私だけでなく、急患で受診した年配の男性も急ぎ入院が必要だったのに、だいぶ離れた病院で、しかも一泊5250円の個室しか空いてなかったそうです。「なるべく早く大部屋に移すから」と、先生が申し訳なさそうに言っていました。
今、妊婦さんの緊急受け入れ困難な事態が問題になっていますが、難病患者もまったく同じ状況です。
渋谷区内でも、最近だけで、公立一つ、民間病院二つが閉鎖したり、入院をなくしたりするなどのなか、ベット数が約1000床も削減されていると聞きました。
これは、80年代からすすめられてきた医療費抑制政策のもとで「お医者さんが多すぎる」と医学部の定員を削減し、病院経営を効率化すべきだと長期の入院や治療が受けにくくなっているためです。こんな政治をこのまま許しておいてよいのでしょうか!「お医者さんのモラルの問題」だという経済相や、「非常識な医師が多い」と麻生首相は言いますが、そんな問題ではありません。
もう、こんな社会は変えてほしい!誰もが安心して治療ができる社会に!それが私の願いです。
日本共産党の参院議員の小池晃さんは、地元の代々木病院のお医者さんでもありました。国会で、私たち難病患者の声を何度も取り上げてくださっています。もっともっと日本共産党に大きくなってもらい「誰もが安心して治療が受けられる社会にしてほしい」と思います。谷川智行さんもお医者さんです。私のこの状況をキチンと聞いてくださった、太田のりおきさんや田中まさやさんに、国政、都政で、何としても活躍していただきたいと思います。