No.157 いつまで待てば入れるのか…特別養護老人ホームの待機者633人
2013年 05月 23日
2013年5月23日号
5月15日の福祉保健委員会に、今年4月30日現在の特別養護老人ホームの待機状況が報告されました。(下表参照)
待機者の実数は、昨年9月1日現在に比べ、49人減ったとはいえ、依然として「何年待っても入れない」深刻な事態は変わっていません。この間、区内では、日赤特養ホーム(民間110床)に続き、「杜の風・上原」(代々木高校跡地・第4特養・80床)が今年4月から開設しましたが、新たな申込者が221人と待機者を上回っており、深刻な事態を解消できていません。
今回も特養に申し込んで待機状態となっている老老介護の妻からは、「85歳の夫は介護度3で、ポイントは111点。認知症も発症して、これ以上自宅での介護を続ければ共倒れになる。一刻も早く特養に入れて」(幡ヶ谷在住)との切実な声が寄せられており、深刻な実態は解決されていません。
質疑の中で明らかになったのは、昨年の入所者でポイントが最低だったのは、「美竹の丘」特養の93点、次は「けやきの苑」の107点でした。「杜の風・上原」は、80人の定員を2カ月程度で満床にするとのことでしたが、4月末時点では、72人の入所が決定し、半数程度が入所しているとの報告でした。
保守会派の委員からも、「要介護度認定が4や5以下でも、特養に入れなくて困っている人がいる」と認めざるを得ないほど、特養老人ホームの待機者解消は待ったなしです。
私は、本町東小跡地に予定されている第五特別養護老人ホームや「せせらぎ」に25床の増床を予定している地域密着型施設の特養などの計画を早急に進めるとともに、さらに計画的に特養老人ホームの増設を進めるよう求めました。
5月15日の福祉保健委員会に、今年4月30日現在の特別養護老人ホームの待機状況が報告されました。(下表参照)
待機者の実数は、昨年9月1日現在に比べ、49人減ったとはいえ、依然として「何年待っても入れない」深刻な事態は変わっていません。この間、区内では、日赤特養ホーム(民間110床)に続き、「杜の風・上原」(代々木高校跡地・第4特養・80床)が今年4月から開設しましたが、新たな申込者が221人と待機者を上回っており、深刻な事態を解消できていません。
今回も特養に申し込んで待機状態となっている老老介護の妻からは、「85歳の夫は介護度3で、ポイントは111点。認知症も発症して、これ以上自宅での介護を続ければ共倒れになる。一刻も早く特養に入れて」(幡ヶ谷在住)との切実な声が寄せられており、深刻な実態は解決されていません。
質疑の中で明らかになったのは、昨年の入所者でポイントが最低だったのは、「美竹の丘」特養の93点、次は「けやきの苑」の107点でした。「杜の風・上原」は、80人の定員を2カ月程度で満床にするとのことでしたが、4月末時点では、72人の入所が決定し、半数程度が入所しているとの報告でした。
保守会派の委員からも、「要介護度認定が4や5以下でも、特養に入れなくて困っている人がいる」と認めざるを得ないほど、特養老人ホームの待機者解消は待ったなしです。
私は、本町東小跡地に予定されている第五特別養護老人ホームや「せせらぎ」に25床の増床を予定している地域密着型施設の特養などの計画を早急に進めるとともに、さらに計画的に特養老人ホームの増設を進めるよう求めました。
by tanakamasayan
| 2013-05-23 00:00
| 田中まさや区政リポート