No.140 福祉・くらし・子育て・雇用守り──未来への希望開く年に
2013年 01月 01日
2013年 元旦号
「新しい年こそ、未来への希望を」。東日本大震災・福島第一原発事故からもうすぐ2年が経とうとしています。多くの方が、「ふつうのくらし」、「希望の持てる社会」、「絆」の大切さを実感しました。昨年は、この当たり前のことが失われている現実を変えるために、多くの方が真剣に考え、行動にたちあがった年でした。
今も続く被災地の復興のためのボランティアや募金。延べ100万人以上が参加し、全国に広がっている毎週金曜日の「原発ゼロをめざす首相官邸前行動」。欠陥機オスプレイの配備と米軍基地の撤去を求めるオール沖縄のたたかい。
区内でも、住民の運動が大きく広がり、区政を動かしています。一昨年の放射能被害から子どもたちを守る運動、区立幼稚園の存続を求める運動は、区議会で請願が採択されました。区立幼稚園の存続を求める運動は、区長が請願の趣旨を誠実に実行しないために、継続してつづけられています。財政削減を理由に、区立保育園を廃止して民間のこども園に置き換える動きに対しても、保護者から批判の声や運動がおこりました。
昨年の区政の最大の問題となった山谷小・代々木小の統廃合問題では、毎回の議会に保護者が傍聴し、区長や教育長への陳情や区議会への請願も行われました。代々木小のプレハブ校舎の建設に対して保護者が座り込みを行い、一時工事が行えない事態となりました。
児童福祉センターの建替えについても、保護者・住民が、「児童福祉法にもとづく施設」としての存続と子どもプールの継続、仮設の設置などを求めて請願署名運動にとりくみ、代々木・山谷小の統廃合に反対する保護者や区立幼稚園の存続を求める保護者との共同も広がりました。
区長や与党会派が、こうした区民の声に耳を傾けず、悪政を強行する中で、私たち党区議団は、こうした住民の運動と共同し、その願いの実現のために全力を尽くしてきました。
こうした中で、新たな幼保一元化施設・子ども園が社会福祉事業団の運営となり、児童福祉センターが「児童福祉法」にもとづく施設として継続することになるなどの成果も得られました。区議会でも、党区議団の提案した「生活保護制度の改善を求める意見書」、「こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の閉館の見直しを求める意見書」が全会一致で採択されたことは、貴重な成果でした。
●新たな共同で希望開く
昨年の総選挙の結果、自民、公明、民主などの「消費税増税連合」・「社会保障改悪連合」、自民、公明、維新などの「改憲連合」が国会では多数となりました。
それだけに、「くらしや福祉、子育て環境、雇用を守って!」、「予防重視の地震対策を」、「原発ゼロの政治決断を」、「憲法守って平和な国際社会を」などの国民の声と運動はますます強く大きくなります。
わが党区議団は、新しい年も、消費税増税をストップし、働く者の賃金を引き上げ、雇用と福祉を守ってこそ、内需主導の景気回復の道があることを具体的に示し、草の根からの運動と新たな共同を広げてその実現の展望を開きます。
また、国や都、区の悪政の下でも、区民の切実な声を実現するために、どの問題でも具体的提案を行い、新たな住民との共同を広げながら、くらし・福祉、中小業者の営業と雇用を守り、予防重視の地震に強い街づくりのために新年も全力をあげます。
●国民の模索と日本の未来
「国民を裏切った民主党を懲らしめるために、自民党に(票を)入れた。けど、(総選挙)結果を見てがく然とした。あんなに自公が議席を取ったら、消費税は止められないし、(憲法)9条も危ない。これからは共産党の出番だからがんばって」。総選挙結果報告の駅頭宣伝をしていたら、初老の男性が寄ってきて話してくれました。4割の得票で8割の議席を占め、大量の死に票を生み出す小選挙区制の害悪は、今回の選挙でも多くの心ある方に衝撃を与えたのではないでしょうか。
私が特に危険だと思ったのは、投票率が過去最低を記録し、民主党は前回から2000万票という票を失い、勝ったはずの自民党も票を減らしていることに示されているように、多くの国民が自公政治を変えたいと民主党政権を誕生させ、その民主党にも裏切られる中で、どうすれば希望ある日本を展望できるか、どの党に願いを託せるか模索を強められているときに、圧倒的多数の国民の声を切り捨てて比較多数者(自民党の得票は有権者比15%余)に多数の議席を与え政権を任せることほど、民意を反映しない危うい道はないでしょう。ちなみに、すべての議席が比例代表なら日本共産党は29議席でした。
直ちに、民意を反映できる選挙制度に改め、国民の模索が国会の議席に正しく反映し、国民全体で日本の未来を考えられる土俵=国会を作るべきです。
「新しい年こそ、未来への希望を」。東日本大震災・福島第一原発事故からもうすぐ2年が経とうとしています。多くの方が、「ふつうのくらし」、「希望の持てる社会」、「絆」の大切さを実感しました。昨年は、この当たり前のことが失われている現実を変えるために、多くの方が真剣に考え、行動にたちあがった年でした。
今も続く被災地の復興のためのボランティアや募金。延べ100万人以上が参加し、全国に広がっている毎週金曜日の「原発ゼロをめざす首相官邸前行動」。欠陥機オスプレイの配備と米軍基地の撤去を求めるオール沖縄のたたかい。
区内でも、住民の運動が大きく広がり、区政を動かしています。一昨年の放射能被害から子どもたちを守る運動、区立幼稚園の存続を求める運動は、区議会で請願が採択されました。区立幼稚園の存続を求める運動は、区長が請願の趣旨を誠実に実行しないために、継続してつづけられています。財政削減を理由に、区立保育園を廃止して民間のこども園に置き換える動きに対しても、保護者から批判の声や運動がおこりました。
昨年の区政の最大の問題となった山谷小・代々木小の統廃合問題では、毎回の議会に保護者が傍聴し、区長や教育長への陳情や区議会への請願も行われました。代々木小のプレハブ校舎の建設に対して保護者が座り込みを行い、一時工事が行えない事態となりました。
児童福祉センターの建替えについても、保護者・住民が、「児童福祉法にもとづく施設」としての存続と子どもプールの継続、仮設の設置などを求めて請願署名運動にとりくみ、代々木・山谷小の統廃合に反対する保護者や区立幼稚園の存続を求める保護者との共同も広がりました。
区長や与党会派が、こうした区民の声に耳を傾けず、悪政を強行する中で、私たち党区議団は、こうした住民の運動と共同し、その願いの実現のために全力を尽くしてきました。
こうした中で、新たな幼保一元化施設・子ども園が社会福祉事業団の運営となり、児童福祉センターが「児童福祉法」にもとづく施設として継続することになるなどの成果も得られました。区議会でも、党区議団の提案した「生活保護制度の改善を求める意見書」、「こどもの城、青山劇場、青山円形劇場の閉館の見直しを求める意見書」が全会一致で採択されたことは、貴重な成果でした。
●新たな共同で希望開く
昨年の総選挙の結果、自民、公明、民主などの「消費税増税連合」・「社会保障改悪連合」、自民、公明、維新などの「改憲連合」が国会では多数となりました。
それだけに、「くらしや福祉、子育て環境、雇用を守って!」、「予防重視の地震対策を」、「原発ゼロの政治決断を」、「憲法守って平和な国際社会を」などの国民の声と運動はますます強く大きくなります。
わが党区議団は、新しい年も、消費税増税をストップし、働く者の賃金を引き上げ、雇用と福祉を守ってこそ、内需主導の景気回復の道があることを具体的に示し、草の根からの運動と新たな共同を広げてその実現の展望を開きます。
また、国や都、区の悪政の下でも、区民の切実な声を実現するために、どの問題でも具体的提案を行い、新たな住民との共同を広げながら、くらし・福祉、中小業者の営業と雇用を守り、予防重視の地震に強い街づくりのために新年も全力をあげます。
●国民の模索と日本の未来
「国民を裏切った民主党を懲らしめるために、自民党に(票を)入れた。けど、(総選挙)結果を見てがく然とした。あんなに自公が議席を取ったら、消費税は止められないし、(憲法)9条も危ない。これからは共産党の出番だからがんばって」。総選挙結果報告の駅頭宣伝をしていたら、初老の男性が寄ってきて話してくれました。4割の得票で8割の議席を占め、大量の死に票を生み出す小選挙区制の害悪は、今回の選挙でも多くの心ある方に衝撃を与えたのではないでしょうか。
私が特に危険だと思ったのは、投票率が過去最低を記録し、民主党は前回から2000万票という票を失い、勝ったはずの自民党も票を減らしていることに示されているように、多くの国民が自公政治を変えたいと民主党政権を誕生させ、その民主党にも裏切られる中で、どうすれば希望ある日本を展望できるか、どの党に願いを託せるか模索を強められているときに、圧倒的多数の国民の声を切り捨てて比較多数者(自民党の得票は有権者比15%余)に多数の議席を与え政権を任せることほど、民意を反映しない危うい道はないでしょう。ちなみに、すべての議席が比例代表なら日本共産党は29議席でした。
直ちに、民意を反映できる選挙制度に改め、国民の模索が国会の議席に正しく反映し、国民全体で日本の未来を考えられる土俵=国会を作るべきです。
by tanakamasayan
| 2013-01-01 00:00
| 田中まさや区政リポート