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日本共産党・渋谷区議会議員・田中まさやさんの活動を紹介、応援するブログです。 


by tanakamasayan
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No.131 第3回定例区議会・論戦ハイライト⑤─ 防災と暮らし置き去りの決算に反対

2012年10月25日号

今回は、第3回定例区議会での平成23年度一般会計、国保、介護保険、後期高齢者医療の4会計決算に対する、区議団を代表しての反対討論の冒頭分部を紹介します。

●自治体の役割投げ捨て
 未曽有の国難である東日本大震災、福島第一原発事故から1年7カ月がたちました。東日本大震災の教訓は、いのちを守る防災と福祉のまちづくりこそ、自治体の本来の役割であることを明らかにしました。まさに昨年度は、震災直後の年度として、区政を見直し、予防を重視した防災対策への転換と福祉、くらしを守る区政への転換が求められていました。

 しかし、2011年度の決算では、こうした教訓に学ばず、自治体の本来の役割を投げ出しており、認めることはできません。

 その理由は、第一に、防災のまちづくりについて、災害から区民のいのちを守ることを区政の基本理念に据え、予防を重視した防災対策になっていないこと、第二に、区民のくらしが大変な時に、悪政の防波堤として住民のくらしと福祉を守るという区政の役割を投げ出して、区民負担増を押し付け、住民サービスを切り捨ててきたこと、第三に、財政削減の名のもとに、子どもを犠牲にした保育園、幼稚園つぶし、学校統廃合をすすめていること、第四に、不要不急な土地取得やムダなイベント事業に税金を投入し、大企業優先のまちづくりを進めてきたこと、第五に、特定の団体への利益供与を行い、住民が主人公という地方自治の精神を踏みにじって住民無視・トップダウンで区政を進めてきたこと」、として具体的な指摘を行いました。

●区民の願い実現に全力
 第3回定例区議会には、区民から出された切実な願いの込められた請願についても、実現に全力をあげました。東京オリンピック招致については、都民生活が大変な時に、オリンピックを名目に巨額の税金を公共事業に投入するもので反対しました。
 引き続き、区民のくらしを守るために、全力でがんばります。

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●オスプレイも米軍基地もいらない
「オスプレイはいらない」緊急区民集会が、伊波洋一元宜野湾市長を迎えて、10月19日、区内施設で開かれました。オスプレイの強行配備に続き、米兵の女性への集団暴行事件が発生した直後とあって、150人を超える参加者は、伊波氏の話に熱心に聞き入りました。

 伊波氏は、沖縄地上戦終了と同時に奪われた土地に基地を建設され、戦後は銃剣とブルドーザーでさらに土地を奪われ基地を拡大される中で、県民は、日本国憲法第9条の下で「核も基地もない」平和な沖縄をの願いを本土復帰に託しましたが、この願いは踏みにじられ続けてきたこと。繰り返される米兵による凶悪事件や8年前の沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事件、オスプレイの配備強行と日米合意の無視などを通して、「沖縄は、米軍にも、日本にも守られていない」ことが、だれの目にも明らかになり、いまや「基地のない沖縄を」の願いは、後戻りできない県民の総意となっていると話されました。

 自民党政権が、普天間基地の辺野古移設を合意し県内たらい回しを進め、3年前に、「少なくとも県外移設」を公約した民主党政権は、今度は、世界一危険な基地を固定化しそこに世界一危険な米軍機を押し付けています。その危険は、オスプレイの訓練が予定されている日本全体に広がっています。
 今こそ、沖縄県民と連帯して、米軍基地のない沖縄、米軍基地のない日本を実現しましょう。 (下写真:講演する伊波洋一元宜野湾市長)

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by tanakamasayan | 2012-10-25 00:00 | 田中まさや区政リポート