くらし支え、生存権保障する社会保障へ
2009年 08月 13日

孤独死した女性は、認知症を発症し、要介護度はⅢ。酸素吸入が必要でしたが、自力では吸入もできませんでした。病院では、3ヶ月以上は入院できないのでやむなく退院。本来であれば、直ちに療養型病床群など介護施設に入所すべきところですが、どこも満床で入れなかったそうです。
安心を奪った自公政権
3月には、群馬県の有料老人ホーム「たまゆら」の火災事故で生活保護を受けられている10人の高齢者の方が命を奪われたばかりです。
自公政権による社会保障予算の削減と制度の改悪によって、「お金の切れ目が、いのちの切れ目」となり、「医療崩壊」、「介護難民」があふれ、貧困と格差をさらに押し広げています。医療・介護の負担増は、くらしに重くのしかかり、給付やサービスの切り捨ては、生活と将来への不安を増大させています。私の所にも世代の違いを超えて医療・介護に対する切実な願いが届けられました。
「高齢者いじめは許さない」の声で、自民・公明政治NO!の審判を下し、自公政権を退場させましょう。
自公政権の社会保障削減路線にきっぱり対決し、高齢者の差別医療の導入にも反対した唯一の党、日本共産党が伸びてこそ、自公政権の高齢者いじめに対する最も厳しい審判となります。
社会保障削減から拡充へ
憲法25条は、すべての国民に生存権を保障し、社会保障の増進を国の責務としています。日本共産党は、医療や介護など社会保障の各分野で、負担の軽減と不安の解消をすすめます。社会保障の拡充は、現在のくらしを支え、将来不安の解消にも大きく貢献し、内需の大きな柱である個人消費をあたため、雇用や地域経済にも大きく貢献します。社会保障の拡充は、景気対策としても大きな力を発揮します。
日本共産党は、新しい政権の下で、安心の医療・介護制度の実現に向けて建設的提案をどんどんしてゆきます。党の議席が増えれば、提案を実現してゆく大きな力となります。
くらしを支え、生存権を保障する社会保障実現へ、力を合わせましょう。