核兵器廃絶・憲法9条守れ!の声を 唯一の被爆国の首都・東京から
2009年 05月 25日

私も参加した昨年の原水爆禁止世界大会では、来年5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けて、「核兵器のない世界を」の署名運動の成功を決議しました。
そのNPT再検討会議の準備委員会では、核兵器全面廃絶に対する核保有国の明確な約束をうたった2000年の合意文書を全会一致で確認しました。そこでも、米国はNPTの約束を果たすと表明しています。
戦後64年間、唯一の被爆国である日本国民と被爆者が願い続けてきた核兵器廃絶に世界が大きく踏み出したことは、胸がワクワクする思いです。
被爆国と首都の責任
これに対して日本政府は、麻生首相がベルリンで行った核軍縮と核不拡散についての演説で、核廃絶のための具体的行動にはまったく触れませんでした。それどころか米国に「核の傘」の維持を迫るなど、唯一の被爆国の政府として、全く恥ずべき対応です。
都政でも、太平洋戦争が侵略戦争であることを否定し、日本の核武装まで容認する石原知事、その知事発言を問題にさえしない自民、公明、民主の各党の態度は、NPT会議の準備委員会で、秋葉広島市長が、核兵器廃絶に向けて「YES WE CAN!」で締めくくったのとは大違いです。
東京から核廃絶の声を
私の活動の原点は平和です。「同級生の多くを戦争で失くした母の悲しみ。そんな思いを子どもたちにさせたくないという思い」を受け継ぎ、子どもたちに核も基地もない平和な世界と日本をプレゼントしたい。
唯一の被爆国の首都である東京、先進国で唯一首都に外国の軍事基地のある東京で、憲法9条を守り、核兵器も外国の基地もない日本がみんなの望みだということを、この渋谷から世界に発信したいと思います。
【写真】私も参加した08年原水禁世界大会
by tanakamasayan
| 2009-05-25 14:27
| 田中まさや区政リポート