高齢者の医療費無料化へ大きな都民運動に
2009年 03月 10日

日本共産党都議団は、多くの高齢者が、きわめて不十分な年金を頼りに生活しているなかで、医療費が家計を圧迫していることから、高齢者の医療費を助成するための条例を提案しています。その具体的な中身は、75歳以上の方は、医療費の本人負担が1割のところ半分を、70歳から74歳の方も半分を、65歳から69歳の方は3分の1を助成するものです。
オリンピックより福祉にーいまこそ、だれもが安心できる老後のために高齢者の医療費助成に踏み出すときです。
渋谷でも、党区議団は現在開催されている第一回定例会に、当面、75歳以上の非課税世帯で、現在自己負担が1割の人に対し、半分を区が負担する条例案を提案しました。対象は9355人でかかる費用は3億3400万円です。
渋谷区の高齢者医療費は、自己負担1割の人の平均自己負担額が年額7万3千円(昨年度実績)となっています。高齢者の平均年金受給月額は5万3千円で、ここから介護保険料と後期高齢者医療保険料を天引きされ、医療費を払うと食費代にも事欠くのが実態です。
高齢者がお金の心配なく安心して受診でき、長寿が喜べるよう、医療費助成を実施すべきです。(I)